『マルチベンダーとして3Dソリューションをトータル提案致します』をテーマに挑んだリコーブース
リコージャパンは2020年12月9日から12月11日の3日間に開催されました「TCT JAPAN展2021」に出展致しました。
「マルチベンダーとして3Dソリューションをトータル提案致します」をテーマに幅広い製品やサービス、サンプルをご用意しました。目玉として、金属技研様にご協力頂きました「HP Jet Fusion580の事例初公開（近日Web公開予定）」や
Raise 3Dプリンターと3Dスキャナーによる「リバースエンジニアリングの実演」などをご用意致しました。
さらに製品やサービスでは、それぞれの特長や強みなどがわかるサンプルを展示することで、「こんなこともできるんだね」「これなら色々使えそう」などお客様からご好評頂いております。
※展示会出展に当たり感染症対策を万全に行った上で出展いたしました。
会場実演でお客様から大好評頂いた「高精細かつコンパクトなカラー3Dプリンター Stratasys社製 J55」
3Dプリンター「Stratasys J55」
会場で実際に実演したMJT方式の3Dプリンター。 従来のStratasys社製品との大きな違いとして、回転する円形の造形トレイを採用した省スペースで静音性に優れたオフィスフレンドリー設計な高精細フルカラー3Dです。最大5種類の材料を同時使用することができ、478,000色のフルカラー造形が可能です。さらに空気清浄システムが採用されている為、造形中に発生した臭気を取り込み、濾過された綺麗な空気を排出します。 本展示会では、上位機種のJ826及びJ850のサンプルと合わせて展示いたしました。
J55で造形可能なカラーのサンプル
回転する円形の造形トレイ
「スーパーエンプラに対応した工業用3Dプリンター AON3D社製 AON-M2」
3Dプリンター「AON-M2」
MEX(材料押出法)方式で大型(454 x 454 x 640mm)の造形ができるAON-M2ですが、一番の特長はスーパーエンプラの対応が可能なことです。PEEKやPEKKといった力学的強度と耐熱性に優れた材料での造形が可能です。ディアルエクストルーダーで水溶性サポート材を使うことで、後処理も少ない負荷で可能です。また純正以外の材料についても制限が設けられてないので、有償の検証を実施する必要はありますが、最先端の熱可塑性プラスチックを使った造形も可能です。
中央右の金色のサンプルがPEKKによるもの
スーパーエンジニアリングプラスチック造形サンプル
「PBF方式ながらお求めやすい価格を実現！Sinterit社製 Lisa Pro」
3Dプリンター「Lisa Pro」
工業グレードの品質でかつ大きなサイズの造形ができるPBF方式の3Dプリンターながら、 省スペースでお求めやすい価格を実現したのがこのSinterit社製3Dプリンター Lisa Proです。粉末の中で造形する為サポート材が不要となりサポート除去などの後処理は必要ありません。 さらに、パウダーはリサイクルできるため、ランニングコストも抑えることが出来ます。
Lisa Proで造形したサンプル
Lisa Proで造形したサンプル
お客様から引き合いの多いエントリーモデルを2機種展示
MarkForged社製3Dプリンター 「MARK TWO」とRaise3D社製3Dプリンター「Raise3D Pro2」はどちらもデスクトップ型で低価格帯、MEX(材料押出法)方式の機種です。多様な材料に対応している他、精度が高く、安定した造形が特長です。
MARK TWO
3Dプリンター「MARK TWO」
Markforged社の3Dプリンターで核となる材料はONYXです。 強靭なナイロンに微小なカーボンを加えて強化された材料で、寸法安定性に優れ、 一般的なABS以上の強度を持ちます。さらにMARK TWOでは、ファイバーグラスなど 4種の繊維材料を含めて造形することで、それぞれの特長によって機能性を高めることが できます。強度が高く、表面もキレイな造形ができるということで、 好評いただいている機種です。
Raise 3D Pro2
3Dプリンター「Raise 3D Pro2」
300mm角の大型造形ができ、0.01mの高精細な積層ピッチを実現、 さらに純正以外の様々な材料が使え、ディアルヘッドでサポート専用材を使うことで 様々なニーズにお応えできる機種となっております。 本展示会では3Dスキャナーとの「リバースエンジニアリング」をお客様 事例を用いて展示、実演致しました。
リコーが長年培ってきた造形ノウハウを使ったサービス提供！リコー3Dプリンター 出力サービス
リコーが長年培ってきた3Dプリンターに関するノウハウを使って、お客様からお預かりした3Dデータの造形代行を行っております。
「3Dプリンターは持っていないけど、作ってみたい」や「今保有していない方式の3Dプリンターで造形してみたい」など
様々なお客様のご要望にリコーの技術者が、直接お客様と対話した上で、適切な材料、造形方式、機種を選定してサービス提供致します。
リコーでは3Dプリンターによるものづくり改革事例として「3Dプリンターで造形した部品を搭載した商用印刷機の検証を実施致しました。
その際用いたサンプルや検証結果を展示したことで多くのお客様に「リコーの実践事例は製造業でも最先端だね」や「こんなこともやってたんだ！」など
ご好評頂きました。
出力サービスで造形したサンプル（PBF方式）
出力サービスで造形したサンプル（VPP方式）
商用印刷機の造形パーツ
商用印刷機の造形パーツ
その他造形サンプルによるご紹介
エス.ラボ社製 GEMテクノロジー搭載3Dプリンター
エス.ラボ社の機種のサンプル
エス.ラボ社が開発した超小型押出成形機を搭載することで樹脂成型用ペレット （顆粒状の材料）から直接造形が可能となりました。GEM2100GDという機種では最大造形サイズが「2,100mm × 1,000mm × 1,000mm」で、 車のバンパーを一体造形することもできます。今回は幅広い硬度の材料をはじめ、フィラー入りの材料 など、様々な造形サンプルを手に取ってご覧いだきました。
光造形3機種のサンプル展示
・DWS XFAB3500
・Formlabs Form3/Form3L
・D-MEC ACCULAS BA-85S
コロナ禍の開催にも関わらず、多数のお客様に来場いただけました！
今回はコロナ禍での開催ということで、万全の感染症対策のもと、ブースへの積極的な呼び込みは控える形を取らせていただきましたが、それでも多くのお客様とお話することができました。 リコージャパンではウェブサイトやメルマガでの情報提供はもちろんのこと、ウェビナーの開催やリモート商談など、様々な形でお客様とコミュニケーションを取らせていただいております。 3Dプリンターに関するご相談は、是非リコージャパンにお任せください。
展示会で出展した機器、造形物は
新横浜、名古屋、大阪、福岡でもご覧いただけます
今回の展示会で展示した機器、造形物は弊社の『RICOH RapidFab』でもその一部がご覧いただけます。 業務のなかで長年3Dプリンターを活用してきたリコーの技術者が、3Dプリンターの導入から運用までお客様のあらゆるご相談を承ります。 オンラインでの商談も実施しております。是非、下記ページより最寄りの拠点をお選びいただき、お問い合わせください。
